順天堂大学名誉教授・佐藤信紘先生による「第1回 健康講座~いつまでも幸福に暮らせる季美の森 Happy Aging in Kiminomori」が季美の森ゴルフ倶楽で1月23日に開催され、82名の方にご参加いただきました。
[講演の骨子]
・これからの日本は、平均寿命ではなく健康寿命を延ばす必要がある
・そのためには、健康産業・未病対策・健康コミュニティを推進することが重要
・順天堂大学は、東急不動産をはじめCSR(企業の社会的責任)に取り組む複数企業と協力し、老年学の分野でジョイントプロジェクトを立ち上げた
・順天堂大学としても患者さんを病院で待つだけでなく現場でニーズを把握することが大切であると考え、季美の森での講座を行うこととなった
・健康寿命を延ばすためには、認知症やがんにつながるメタボやロコモ(運動器障害)の対策を行うことが重要
・メタボ対策は、食べ過ぎないこと。ご飯は70%に。バナナは食べない。間食しない。
・ロコモ対策は、スクワットと歩幅を大きくとったウォーキングを行うこと。運動の記録にスマホを活用することも考えられる
・膝関節が痛む場合、抗炎症剤を飲み炎症を抑えて歩く。歩かないでいると歩けなくなる
・健康診断では、経年変化のトレンド(数値の変化)を自分自身できちんと把握すること
・高齢化が進んでいるニュータウンでは、街の再生に向けて多くの研究開発が立ち上がりつつある。健康を街ぐるみで事業化していく考え方もあるだろう
・順天堂大学の学是は、「仁~人在りて我あり、他を思いやり、慈しむこころ、是即仁」
・ハッピーエイジングのためには、「動く」「(自分で)楽しみ」「(人を)喜ばせる」の3つが大切
講演を聞いた参加者からは、「季美の森が健康長寿社会のモデルになれるのではないか」、「動く、楽しむ、喜ばせるの3つを心に刻みました」「大変勉強になりました。今後も健康講座を続けてほしい」といった声が多く寄せられました。